「適応障害」とは
生活の中で昌実さまざまなストレスにうまく対処できず、抑うつや不安感などの精神症状が表れて日常生活に支障をきたす病気です。
私は適応障害と診断されたことがあります。
今では元気に仕事ができていますが、当時は家族や職場の人になかなか相談できず、
私、おかしいよね。
どうしたら眠れるのかなぁ・・・。
どうしたらご飯を食べれるようになるのかなぁ・・・。
どうかなってしまう、私・・・。

適応障害と診断され、私が選んだ治療は東洋医学。
漢方薬での治療でした。
適応障害を発症したきっかけ
透析クリニックで働いていた時に、男性患者さんに怒鳴られたことがきっかけで不眠症、食欲低下、下痢などの症状がで始めました。
しばらくすれば治まるだろうと思っていましたが、良くなるどころか悪化していく一方。
食べると吐き気と下痢、体重はどんどん落ちていきました。
夜は眠れず、眠れても透析室のコンソール(患者監視装置)が一斉にアラームがなる夢を見たり、患者さんが出てきたりと熟睡できず・・・。
仕事の日の朝、下痢が続き、仕事を休むようになりました。

自分がこんなに弱い人間だったなんて情けない。
と落ち込みました。
友達と会うのも避けていたのですが、ある日、久しぶりに会った際に

やっと、

やっぱり私、おかしいよね。
専門医へ受診しないといけない。
漢方薬で適応障害の治療?
病院や介護施設で働く人の中には心の病気を患う人が多いです。
私の周りにも心の病気を患った人がいました。
ちゃんと病院で診察を受け薬を処方してもらっていたにも関わらず、症状が改善せずに退職した人を何人も見てきました。
私の同僚の看護師さんもその1人で、その看護師さんはメンタルクリニックから処方された薬をきちんと飲んでいましたが、表情は硬くなっていく一方。
利用者さんの所には行けなくなり、医務室のデスクに座り、一点を見つめたまま。
口数も減っていき、欠勤→休職を経て、退職。
その様子を見て、自分が同じように心の病気にかかった時はメンタルクリニックには受診したくないと感じました。

風邪の引き始めは葛根湯、鼻水が止まらない時は小青竜湯、体が疲れている時は補中益気湯など普段から漢方薬を薬局で購入して飲むことがあり、以前から東洋医学に興味があったので心の病気も漢方薬で治療できないのかなぁ?
ネットで地元の東洋医学を専門にしている病院を検索し、漢方薬の専門医がいるクリニックに受診することにしました。
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心の病気に効く漢方薬はないのだろうか?
漢方薬治療を専門にしているクリニックを探し、受診。
30分程かけて問診表とストレスチェック表を記入し、看護師さんからの簡単な問診後、診察室へ。
問診表を見ながらいくつかの質問とベットに横になり脈診・舌診、むくみの有無や腹診などが行われました。

「こうゆう風な症状がでた原因は自分でははっきりとわかっているんだよね。
だったら、仕事を辞めればいい。
どうしてもそのクリニックで働きたいわけではないのでしょう?
辞めたら良くなるよ。」
そっかぁ~辞めればいいんだ。思っていたよりもお給料良くないし、仕事も大変だし、辞めればいいんだ。
診察後、私が処方された漢方薬は香蘇散と六君子湯、整腸剤でした。
飲み始めて1週間ほどで症状は改善され、仕事も行けるようになりましたが、辞めたらもっと心が楽になると思い、上司に退職の意思を伝えました。
しかし、透析クリニックの事情によりすぐには退職できませんでした。
私がすぐに退職できなかった理由はこちらの記事を見てください。
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適応障害と診断された看護師が休職しなかった理由
その後の私
病院受診から半年後に透析クリニックを退職し、その後は介護施設で働くことができ不眠や食欲不振などの症状はありませんでした。。
東洋医学のクリニックを受診し、
先生の「仕事を辞めればいい。」の一言がなければ入職して半年で退職するという選択肢を選ばなかったと思います。
今考えれば、すぐに透析クリニックを辞めれば良かったのにと思えるのですが、当時はそうゆう判断さえもできませんでした。
心の病気の診断は怪我や内臓系の病気と比べてわかりにくいし、治りにくい厄介な病気です。
悪化する前に周りの人に相談し、自分にあった先生を見つけて、しっかりと自分と向き合ってくださいね。
次の記事では適応障害やうつ病などを発症する前にこころの病気の初期症状について詳しく紹介しているので、こちらの記事も併せて読んでみてください。
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適応障害と診断された看護師が伝えたいメンタルヘルスの予防法
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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