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高齢者施設で新型コロナウイルスクラスター発生!レッドゾーン勤務になりました
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レットゾーン勤務は看護師3名でスタートし、日勤⇒深夜⇒明け⇒日勤を繰り返し休みなしのシフトでした。
感染した利用者さんは多い時で十数名いて、水回りが環境が不十分だったレットゾーンの利用者さんの対応を一人実施するのは本当に大変でした。
詳しい内容はこちらの記事を併せて読んでください。
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高齢者施設で新型コロナクラスター発生!コロナに感染した利用者さんの生活援助
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介護職は感染者が出たため残りの介護職は大忙しだったと思います。
しかし、事務員・ケアマネ・リハビリスタッフは・・・?
今回のクラスター発生で 看護師&介護職 VS その他の職種 が勃発!!
その理由をお伝えします。
看護師SAKURAのプロフィール
九州在住、看護師歴25年以上
病院(病棟・外来)・特別養護老人ホーム(機能訓練指導員)・透析クリニック・デイサービス・老健施設への転職経験があり、数多くの面接を受けてきました。
現在はリハビリ特化型のデイサービスで機能訓練指導員として在籍中です。
目次
クラスターが発生したら他職種で対応じゃあないの?
クラスターが発生したらどのように対応するか・必要な物品・人員配置やゾーン分けなどについて、クラスター発生前に感染委員会で話し合われていました。
感染委員会で決定した内容は、以下のとおりです。
①クラスター発生後の人員配置は看護師と介護職がレッドゾーンに入る。
②レットゾーン勤務担当者は、危険手当が支給される。
③レットゾーン以外の利用者さんの対応に他の職種(リハビリ・ケアマネなど)も入り、食事介助やトイレ介助・見守りなどの業務も行う。
クラスターが発生後の人員配置は?
介護職から数名感染者が出たため人手不足になりレットゾーンは看護師3名のみが入ることになりました。
レッドゾーン:日勤&夜勤看護師1名ずつ
イエローゾーン:日勤3名&夜勤介護職2名+日勤のみ看護師1名
グリーンゾーン:日勤3名&夜勤介護職1名+日勤&夜勤看護師1名ずつ
師長から相談員・ケアマネ・リハビリスタッフなどにイエローゾーンやグリーンゾーンのフォローに入ってもらうように打診しましたが、
「イエローゾーンはちょっと・・・。グリーンゾーンの見守りならできます。」という返答。
介護職&看護師は
「自分達の担当の利用者がレッドゾーンにもイエローゾーンにもいるのに気にならないの!!。
普段、あんなに偉そうにしているのにこんな非常時に逃げ腰じゃねえか!!」
と激怒。
何度もケアマネ・リハビリスタッフにもイエローゾーンに入るように指示を出してほしいと施設長や事務長に要求しましたが、最後までイエローゾーンには入ってくれませんでした。
★新型コロナウイルスにおけるゾーニングの考え⽅★
クラスター発生中に介護職&看護師以外の職種は何をしていたのか?
グリーンゾーンの利用者さんは認知症の方や食事介助が必要な方など介護度の高い利用者が多く、吸引・経管栄養・点滴などの医療的ケアが必要な利用者もいました。
グリーンゾーンでは相談員・ケアマネ・リハビリスタッフは配膳や食事介助、転倒のリスクの高い利用者さんの見守りを行っていましたが、クラスター前に食事介助に入ることがほとんどなかった相談員やケアマネは誤嚥のリスクが高くない利用者さんしか食事介助に入ろうとせず、食事以外の時間は転倒リスクの高い利用者さんの横に座って見守りのみ。
オムツ交換や口腔ケア・離床介助などはノータッチでした。
グリーンゾーンでさえもこの程度の手伝いしかできないのなら、相談員とケアマネは現場に必要ありません。
参考
次にご紹介する本は2020年3月の永寿総合病院で発生した新型コロナウイルスの大規模なアウトブレイクに立ち向かった看護師と他の職種の皆さんの様子も書かれています。
永寿総合病院のスタッフの皆さんがお互いに支え合って苦難に乗り越えた経緯がよく分かりおススメの1冊です。
高齢者施設でクラスター発生前にすべきこと
新型コロナウイルスの終息までにはまだ数年かかると言われており、再びクラスターが発生する可能性も大いにあります。
クラスター発生前に感染委員会で大まかなことは話し合われていましたが、もっと具体的に決めておいた方が良かったことをまとめてみました。
クラスター発生前にマニュアル化しておいた方がいいこと
クラスター発生前には誰がレッドゾーン勤務をするのか・レッドゾーンをどこにするのかぐらいしか話し合っていなかったので、クラスターが発生した際には様々な問題が起こりました。
★クラスター発生前にきちんとマニュアルを作成しておくべきだったこと★
①クラスター発生時のゾーン分けや感染者がでたフロアの消毒などの対応
②必要物品の準備&配置
③保健所や家族への連絡
④介護&看護師以外の人員配置と仕事内容
⑤レッドゾーン内での生活援助をどのように行っていくのか
まとめ
クラスター発生時の細かなマニュアルが作成できていなかったため1人目の利用者の感染者がでた際に指示がないと動けない&動かない職員が続出し、ゾーニングやレッドゾーンに必要物品を揃える作業も数名の看護師と介護職のみで行い他職種の協力はありませんでした。
クラスター発生時にフロアの消毒はリハビリスタッフ、家族への電話連絡はケアマネ、ゾーン分け&居室移動は介護職、必要物品の準備は事務員など直ぐに動けるように具体的に決めておくことをおススメします。
うちの老健施設みたいにならないようにきちんとマニュアルを作成し、他職種で協力してクラスターを乗り越えれる体制を整えてください。
コロナに感染した利用者達は10日間の隔離期間解除後も体調が戻らない方が数名いて、中には入院が必要だった方もいました。
次の記事ではコロナ感染後の利用者についてまとめましたので、併せて読んでください。
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高齢者施設で新型コロナクラスター発生!コロナ感染後の利用者さんの症状
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最後まで読んでいただきありがとうございました(*^_^*)
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