体の内側から整える！更年期太りに効果的な漢方ダイエットのすすめ

更年期症状に悩まされています。

ストレスから食べ過ぎてしまうこともあり、ぽっちゃり体型進行中です。

更年期太りを解消するためにおすすめの漢方薬はあるの？

悩んでいる人

更年期になると、ホルモンバランスの変化や基礎代謝の低下により、太りやすくなることがあります。

このような更年期の悩みに対して、漢方薬が注目されています。

SAKURA

ダイエットに役立つ漢方薬として、「大柴胡湯」と「防風通聖散聖散」は人気ですよね。

ただし、この2つの漢方薬には異なる特徴と効果があり、どちらが向いているのか選ぶのも大切です。

今回は、更年期ダイエットに焦点を当て、クラシエの漢方さんのHPを参考にし、「大柴胡湯」と 「防風通聖散」それぞれの違いや活用法についてまとめてみました。

1 大柴胡湯と防風通聖散とは？更年期におすすめの漢方薬の基本を知る
2 大柴胡湯と防風通聖散の違いを比較
3 自分に合った更年期ダイエットを見つけよう
4 まとめ

大柴胡湯と防風通聖散とは？更年期におすすめの漢方薬の基本を知る

更年期の体調変化による代謝低下や体重増加に悩む女性にとって、大柴胡湯や防風通聖散などの漢方の力を活用は有効なアプローチです。

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大柴胡湯と防風通聖散の基本的な情報から見ていきましょう。

大柴胡湯は、体内のかなりな熱や水分を取り除き、胃腸の働きを改善する効果があるとされています。

また、ストレスや疲れに伴う症状にも効果的で、更年期の不調改善にも向いています。

一方、防風通散は、代謝促進と脂肪燃焼をサポートし、特に肥満や便秘に効果が期待できる漢方です。

大柴胡湯と防風通聖散の違いを比較

大柴胡湯：ストレスによるイライラで食べ過ぎてしまい、上半身や二の腕、脇腹の脂肪が気になるタイプの人に向いているといわれています。

「大柴胡湯」は、中国の古典医学書「傷寒論（しょうかんろん）」や「金匱要略（きんきようりゃく）」に収載されている薬方です。

便秘の傾向にある人の胃炎、常習便秘、高血圧や肥満に伴う肩こり・頭痛・便秘、神経症、肥満症に効果があります。

漢方では、過剰なストレスにより自律神経系が乱れると、体の機能が亢進する（熱を生む）ことがあると考えます。

漢方では、ストレスによって胃の機能が亢進する状態(過食状態）を「胃熱（いねつ）」と呼んでいます。

「大柴胡湯」は「胃熱」の原因となるストレスの緩和に働きかけるだけでなく、「胃熱」を抑えることで食欲を整え、食事の摂取量のコントロールに役立ちます。

また、排便を促すことで老廃物などの代謝を活発にし、肥満症を改善します。

引用：クラシエの漢方

女性は更年期を迎えたころから基礎代謝が低下し、脂肪をため込みやすい体質に変わってきます。

大柴胡湯は肝臓に働きかけることにより、更年期以降の気になる脂肪の代謝を支えてくれます。

防風通聖散：こってり系で味の濃い食事を好み、おなかまわり脂肪がついてしまったタイプの人に向いているといわれています。

「防風通聖散」は、中国の古典医学書「宣明論」に収載されている薬方です。

便秘がちで、腹部に皮下脂肪が多い方の肥満症、肥満に伴う便秘などに効果があります。

漢方では、肥満の原因は食べ過ぎと運動不足だけでなく、体質にも問題があると考えられています。

肥満を生む体質には、「脾胃（ひい）」のはたらきが関係しています。「脾胃」は、飲食物を消化吸収し、代謝するはたらきがある臓腑です。

現代医学でいう胃腸のはたらきだけでなく、からだ全体のエネルギーを作り出していく大切な役割を担っていると考えられています。

脂っこいもの、味の濃いものを必要以上に摂り続けると、胃腸のはたらきが活発になり熱が生まれ、さらに食欲を生むというスパイラルに陥ってしまいます。

これを「胃熱（いねつ）」の状態と考えます。

「防風通聖散」は、過食や暴飲暴食を促す「胃熱」をとり除く処方です。熱を体外へ逃すためには、おなかにたまった便を排出することも有効なので、便秘の改善も期待できます。

また、からだの老廃物を汗や便・尿として体外に排出することで代謝を活発にします。