高齢者施設の看護師は定年まで働けますか?

特別養護老人ホーム

 

 

悩んでいる看護師
悩んでいる看護師

総合病院勤務で月に5回以上の夜勤を行っていますが、体力的に病棟勤務が辛くなり辞めたいと思っています。

 

「次は定年まで安心して働ける職場を!」と思い、病院ではなく高齢者施設に転職しようか悩んでいます。

 

高齢者施設の看護師って定年まで働けますか?

 

病棟勤務が辛くて、高齢者施設へ転職を考える看護師さんは多いと思います。

 

看護師SAKURA
看護師SAKURA

私も夜勤がストレスで体調も崩してしまい退職し、いくつかの高齢者施設へ転職しました。

 

しかし、定年まで安心して働けそうな高齢者施設はありませんでした。

結論から言うと、高齢者施設の看護師が定年まで働けるかどうかは人それぞれです

この記事を書いている私は特別養護老人ホーム・デイサービス・老健施設で勤務したことがありますが、高齢者施設で定年まで働ける自信はありませんし、おススメできません。

その理由は深刻な高齢者施設の人手不足がますます加速していくことが予想されるからです。

 

看護師SAKURA
看護師SAKURA

現在(令和4年6月)、老健施設で看護師をしていますが新型コロナウイルスのクラスター発生を機に退職希望者が続出!! 求人をかけてもほぼ応募がなく、人手不足は悪化の一方です。

 

転職回数8回以上の私が高齢者施設の現状・定年まで働ける職場としておススメできない理由をお伝えします

 

★転職回数8回以上の私がおススメする看護師転職サイト★

2013年(株)ネオマーケティング調べにて

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看護師が定年まで働ける職場に高齢者施設はおススメできません

30歳前半に機能訓練指導員として特別養護老人ホームに転職した際、病棟のようなピリピリ感はなく、夜勤なし日勤のみで転職して良かったと思っていました。

しかし、介護職員の人手不足がすすみ介護業務に入らないといけないことが増えたり、給料が安いなどの理由で退職。

特別養護老人ホーム退職後もデイサービスや老健施設などの高齢者施設で看護師をしましたが、どこも人手不足で介護職・看護師の離職率が高かったです。

 

日本看護協会の「特別養護老人ホーム・介護老人保健施設における看護職員実態調査」によると、2014年度における常勤看護師の離職率は、特養で21.5%、老健で16.4%。2014年度の全産業における離職率は15.5%ですので、特養、老健ともそれより高い値になっています。

 

看護師SAKURA
看護師SAKURA

公益社団法人日本看護協会は、厚労省老健局に対して2019年度の予算編成に関する要望書を提出しまし、要望書には「介護施設等で働く看護職員の処遇の改善」の項目が盛り込まれ、介護施設などで勤務する看護師の待遇が病院勤務の看護師と同等になるよう、賃金の改善を求める内容となっていますが現時点では介護施設と病院勤務の看護師の賃金の格差は広がる一方です。

 

 

私が看護師が定年まで働ける職場におススメできない3つの理由

 

今後も高齢者施設の人手不足は悪化していくことが予測されるため

高齢者施設の介護職・看護師の人手不足は深刻です。特に介護職は看護師以上に離職率が高く、看護師が介護業務に入らないといけない業務が回らない施設もあります。介護業務をしながら看護業務もこなすのは体力的にも精神的にも大変です。

高齢者施設で勤務する看護師の賃金の見直しが進んでいないため

処遇改善加算が支給されている介護職の方が看護師よりも年収が高いケースもあり、高齢者施設で働く看護師のモチベーションの低下につながっています。

今後も高齢者施設の看護師の賃上げはあまり期待できなさそうです。

利用者の重度化・看取りが増える中で医師がいない状況で急変に対応しないといけない

老健施設は平日の日勤帯のみ医師が常駐していますが、特別養護老人ホームや有料老人ホームは利用者の体調管理は嘱託医に相談しないといけません。夜勤帯の利用者の急変時には救急搬送するべきなのか夜勤の看護師が一人で判断しないといけない状況もあり、かなりのストレスを伴います。

 






看護師が定年まで高齢者施設で働けるために改善してほしいこと

 

私は高齢者の看護がしたくて特別養護老人ホームやデイサービス・老健施設への転職を選びました。高齢の利用者から元気をもらったり、癒されることが多くやりがいを感じていましたが、しかし退職を繰り返している要因は安心して長く働ける職場ではないからです。

高齢者施設の看護師の待遇が改善し、安心して定年まで働ける職場に変わってほしいと切に思っています。

看護師が定年まで働ける高齢者施設になってほしい!!

高齢者施設の看護師は病院の看護師よりも給料は安いです。また、介護職は処遇改善手当が付くため年収が看護師より高い人もいます。

看護師は急変時の対応や他職種連携の中核を担う立場に置かれることが多く、ストレスを感じやすい職種であるため他の職種よりも基本給を高く設定してほしいところですが、実際はリハビリスタッフやケアマネよりも手取りは低いケースが多いです。

 

★私の勤務している老健施設の資格手当★

正看護師:15000円  ケアマネ:32000円  リハビリスタッフ:50000円

 

ハローワークで看護師の求人を検索してもらうと分かりますが、高齢者施設の看護師の求人はかなり多いです。悲しいことに基本給や資格手当はケアマネやリハビリスタッフよりも低待遇です。

全国の高齢者施設で新型コロナウイルスのクラスターが発生した際に看護師は重症化した利用者の対応に追われました。

私もクラスター発生時にレッドゾーン勤務になり1か月以上家に帰ることができませんでした。

コロナ病棟で奮闘する看護師がニュースで報道され、「看護師の待遇をもっと見直すべきだ!!」という風潮が高まり看護師の待遇が良くなっていくのではと思っていました。

しかし、賃上げ対象になったのは「コロナ医療など一定の役割を担う救急医療管理加算を算定する救急搬送件数200台/年以上の医療機関および三次救急を担う医療機関」のみで高齢者施設の看護師は対象外でした。

高齢者施設の看護師の待遇はもっと見直すべきだし、ケアマネやリハビリスタッフよりも給料が安い高齢者施設の看護師への転職はおススメしません。

必ず、そのことに疑問を感じモチベーションが保てなくなるからです。

看護師は利用者の生命に寄り添う職種であることを管理者がきちんと理解し、そのことに見合った待遇を考慮してほしいです。

 



まとめ

医療労働 臨時増刊号に掲載された、「看護職員の労働実態調査報告書」によると、30年以上同じ職場でほぼ定年退職まで働き続ける人は約5%です。

大多数の看護師が転職を経験していますが、できれば転職をせずに安心して定年まで働ける職場を見つけたいとはずです。

定年まで働きたいとモチベーションを維持させてくれる職場や仲間に恵まれる病院や施設はきっとあります。

この記事を読んでくださった看護師さんに定年まで働きたいと思える職場に巡り合えますように。

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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