リハビリはリハビリスタッフ、食事や排せつ介助などの介護業務は介護職がしてくれるだろうし、看護師は病院より忙しくなさそう。
私は老健施設で働くまでは、老健施設はリハビリ施設だからリハビリスタッフや介護職&看護師が協力して利用者さんの在宅復帰を目指す施設で病院と特別養護老人ホームの間みたいなところなんだろうなぁ~
と思っていました。
特養看護師と老健施設の看護師では大きくは仕事内容は変わりませんが、老健施設は医者が常駐しているため最低限の医療的処置が行われていること特徴です。
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老健施設の看護師への転職する前に知っていてほしいこと
私は病院でも高齢者施設でも働きやすさは一緒に働く人達とどのような人間関係を築くことができるかで決まってくると思います。
特に高齢者施設では色々な職種と連携が必要になり、特に介護職とは良好な関係を築くことが大切です。
理由は介護職の協力がないと高齢者施設の看護師は仕事がやりにくいからです。
特別養護老人ホーム・デイサービス・老健施設などの高齢者施設で10年以上勤務してきた私が介護職と良い関係を築く秘訣についてお伝えします。
目次
他職種(特に介護職)と良好な関係を築きましょう
特別養護老人ホーム・老健施設などの高齢者施設の看護師は介護職と深く関りを持ちながら仕事をしていく必要があります。
介護職に嫌われてしまったら、看護師はとても働きにくくなります。
媚びを売る必要はありませんが、お互いの抱えている仕事を円滑に進めていくためには介護職とは仲良くすることがおススメします。
介護職は大変!
高齢者施設で一番忙しいのは間違いなく介護職です。
特別養護老人ホーム・デイサービス・老健施設で働いてきましたが、私は介護職の仕事の方が体力的にも精神的にも看護師よりも負担が大きいと思います。
介護職から聞いた仕事を辞めたいと思う理由
- 夜勤帯の急変時の対応、看護師が来るまでは自分だけで対応することが不安
- トイレ介助やオムツ交換、体位交換で腰が痛い
- 夜勤明けでも人手不足のため帰れない
- 夜勤帯になると狂暴化する利用者さんがいる
- 利用者さんい叩かれたり、噛みつかれることはざら
- 夜勤をしないと給料が安い
- 看護師から命令される etc.
介護施設で一番多い職種で、一番離職率も高い介護職集団。
介護職が長く働いている職場は介護職が働きやすく、看護師を含めた他職種との関係が良い所だと思います。
介護職と仲良く仕事するための私が心がけていること
トイレ介助やオムツ交換などの介助に積極的に入る。
利用者さんの皮膚や排せつ物の状態の確認ができるし、体力的に大変な介助なので介護職から感謝されやすいです。
誤嚥のリスクの高い利用者さんの食事介助に積極的に入る。
誤嚥のリスクが高い利用者さんの食事介助は介護職が不安を感じやすい。食べ物を詰まらせたりした際に看護師ならすぐに吸引など対処ができる。
命令しないこと、お願い口調で!
介護職に怖い看護師というイメージをもたれると仕事はやりにくくなります。
高齢者施設の看護師は介護職に対して上から目線で強い口調で指示を出しがちですがやめた方がいいです。
例えば
「まだ、オムツ交換できてないの!」 ⇒
「○○さんのオムツ交換を先にお願いしてもいい?」
「処置ができないでしょう!直ぐにベットに寝かせて!」⇒
「褥瘡の処置があるからベットに寝かせてもらってもいい?」
「こんなことも分からないの!」⇒
「難しいよね。分からない時は聞いてね。」
介護職と仲良くなるとこんなに働きやすくなります
私は特別養護老人ホームで機能訓練指導員として8年間勤務し、現在は老健施設で看護師として働いています。
それぞれの職場では介護職と仲良くなることを心がけていました。
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介護施設看護師の賃上げ対象外について詳しく調べてみました
特別養護老人ホームでは介護職は大事なパートナー
特別養護老人ホームで機能訓練指導員をしていた時、他の看護師達よりも介護職と仲良くしていました。
機能訓練指導員の仕事は介護職の協力がないと難しいです。
介護職からの信頼を得られるまでは、生活リハビリやレクリエーションなどにあまり積極的に取り組んでもらえませんでした。
介護職と仲良くなると個々の利用者さんにあった生活リハビリについて質問してくれたり、レクリエーションで盛り上げ役になってくれました。
老健施設の看護師は介護職を優しく育てる
老健施設の利用者さんは医療的処置の必要な方が多く、介護職も急変時の対応や異常の早期発見など医療的な知識が必要になってきます。
介護施設の経験が少ない介護職は不安を抱えながら利用者さんの生活援助にあたっています。
看護師は介護職の不安を少しでも軽減してあげれるような知識と経験を積んでもらえるような指導も必要だと思います。
ただし、優しく、丁寧に。
「看護師は怖い。」と思われないように気をつけましょう。
まとめ
介護職の離職率の高さはどこの高齢者施設が抱えている問題です。
処遇面などは国や会社が対処すべき問題ですが、一緒に働く他職種である看護師やケアマネ、リハビリスタッフなどが連携して業務が円滑に回るようにすることによって、介護職のストレスも軽減することができます。
介護職が定着している離職率の低い高齢者施設は、利用者さんが馴染みの介護職から介護を受けることができます。そのような高齢者施設で働く看護師も当然働きやすい職場の確率が高いです。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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