転職

退職後にかかるお金問題!すぐに転職することのメリット&デメリット

 

退職日が決まり一安心。

しかし、退職後には考えなければならないお金問題があります。

退職金がたくさん支給されるのであれば良いのですが、勤続3年未満だと退職金が支給されない病院や介護施設は多いです。

退職日によって住民税を最後の給料で一括請求され、次の就職までに間があけば国民健康保険への加入や国民年金を納付する必要があります。

 

自己都合での退職の場合は雇用保険の基本手当を受給するまでに2か月の給付制限期間があるため、すぐにはお金は振り込まれず無収入になってしまいます。

 

転職回数8回以上の私がベストな退職時期、退職後に生活費以外にどれぐらいのお金がかかるのかについて詳しくお伝えします。

 

 

 

退職日は必ず末日をおススメする理由

退職することを無事に上司に伝えることができたら退職日を決めることになりますが、退職日によって社会保険料の負担額が違うので注意しましょう。

 

以前いた職場は給料が20日締めだったので退職日を20日にしましたが、翌月1日からの転職先は就職だったので国民年金に加入する期間が発生しました。
もし20日ではなく末日に退職していれば国民年金に加入する手続きをする必要はありませんでした。

 

 

退職日の翌日に就職した場合

 

退職日の翌日に就職した場合は国民年金の加入や社会保険から国民健康保険の切り替え手続きは不要です。

 

 

退職日から就職日に空きがある場合

 

厚生年金に関しては退職日と再就職日が同じ月であれば国民年金の加入の手続きは必要ありません。

退職日と次の職場への就職した日が月をまたぐ場合は、国民年金へ加入の手続きをする必要があり再就職するまでは「国民年金」で支払う必要があります。

ポイント

厚生年金は退職した翌日に権利を喪失しますが月単位での加入となっています。

そのため、厚生年金に加入していた場合は月の初めに退職したとしてもその月の厚生年金は退職した会社が支払ってくれます。

 

また、入社日と退職日が1日でも空く場合は、社会保険から国民健康保険の切り替え手続きが必要となります。

手続きを行っておかないと病院受診した際、健康保険未加入になってしまい全額負担になってしまうことになります。

 

 

退職が決まったら知っておく必要があるお金問題

 

以前に2月末で退職した際、最後の給料で5月分までの住民税を一括徴収(5万円以上・・・。)されました。
おまけに勤続3年に達していないため退職金はなし。

 

泣いている私
退職後にハローワークで基本手当の手続きをしようと思っていましたが、国民健康保険や国民年金を転職先がみつかるまで払う余裕がなく、有休消化中に転職先をみつけ退職日の翌日に再就職しました。

 

ポイント

国民健康保険料は給与所得者早見表で年間でどのくらいになるのか分かります。

私の場合は月に28000円ぐらいの国民健康保険料を払わないといけなくなります。

 

基本手当の手続きをし7日間の待期期間が過ぎてから就職すると再就職手当をもらうことができますが、前職場から退職後に離職票が届かないと手続きができません。
私の経験上では離職票が届くまでに大体1~2週間ぐらいかかりました。

再就職手当

基本手当日額×所得給付日数の支給残日数×70%(または60%)の金額がもらえます。

つまり、待期期間が過ぎてすぐに就職を決まれば給付金は多くなります。

 

以前、支給残日数70日ぐらいで就職した際に再就職手当が30万円以上支給されました。

 

求人が多く出ている時期で、希望条件にあった転職先がすぐに見つかればよいのですがタイミングが合わず待期期間が過ぎても転職先が見つからないと毎月の収入が途絶えてしまい、国民年金や国民健康保険の支払いが重くのしかかってきます。

 

 

 

 

まとめ

 

理想は退職後に離職票が1週間で届き、同じ月以内に7日間の待期期間が過ぎてすぐに面接し、即採用です。
そうすれば国民年金に加入する必要はなく、国民健康保険のみ払い再就職手当がもらえます。

しかし、慌ただしく転職先を決めて、もしブラックな職場だったら再就職手当がもらえても最悪ですよね。

 

良い転職先に巡り合えるかはタイミングと情報収集です。

退職を意識しだしたらハローワークネットサービスでどのような求人が出ているか毎週チェックすることをおススメします。

 

 

 

 

求人票のチェックポイント

  • いつも求人が出ている
  • 系列の施設も求人が出ている
  • 看護師以外も職種も求人が出ている
  • あまりにも給料や勤務条件が良すぎる
  • 年間休日数110日より少ない
  • 基本給の上限と下限の幅が大きい

 

いつ見ても求人がでている病院や施設は論外で、離職率の高いブラックな職場の可能性大です。

ビックリするぐらいな好条件な職場も怪しいです。

私は好条件な求人票に騙され、人手不足でオリエンテーションもほぼしてもらえず、残業は当たり前のブラックな職場だったことがあります。

 

基本給の上限と下限の幅が大きい求人も要注意です。看護師の経験年数が長いから上限に近い基本給だろうと思っていたら下限に近い基本給だったことがあります。

関連記事
転職先の基本給は看護師の経験年数を考慮されていますか?

転職後の手取り額が大体どれくらいになるのか分かっていると安心して面接に臨むことができるし、「この職場で働きたい。」と強い気持ちを持つことができます。私は看護師転職サイトを利用し面接前に基本給を知ることができました。

 

転職はすぐに希望通りの転職先が見つからなければ定期的な収入を失ってしまい、基本手当が支給される2か月後までは無収入になってしまいます。

国民年金・国民健康保険・住民税・生活費などお金はどんどん無くなります。

余裕をもって転職活動に取り組みには給料3か月分の自由に使えるお金が必要です。

 

退職時に知っていてほしい住民税・所得税に関することはこちらの記事を見てください。

関連記事
退職が決まったら知っておくべき住民税・所得税について

初めての退職の方は仕事を辞めた後に税金や年金・保険などお金にまつわる問題をあまり知らず、しばらくして納付書などが届いてビックリされると思います。退職後に税金の支払いや手続きで困ることがないよう気をつけてください。

 

 

この記事を読んでくださっている転職しようか悩んでいる看護師さんが長く安心して働ける職場に巡り合えますように。

 

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