デイサービス 転職

転職先にデイサービスを検討されている看護師向け:デイサービスの選び方

デイサービス勤務へ転職を考えています。

色々なデイサービスがあるけど、どんなことを気をつけて選んだらいいの?
デイサービスによって看護業務に違いがあるのか?

どうなの?

 

看護師SAKURA
私は派遣看護師として有料老人ホームの系列のデイサービスとクリニック系列のデイサービス、正規職員として整骨院系列のデイサービスなどで勤務してた経験があります。。

 

 

それぞれのデイサービスでは看護師の仕事内容に違いがあります。

 

同じ1日型のデイサービスでも看護師が入浴介助に入る所と入らない所もあるし、レクリエーションを担当する所としない所もあります。

デイサービスを転職先に考えられている方へ選ぶポイントをお伝えします。

 

チェック
初めてのデイサービス看護師は派遣をおススメする理由

看護師SAKURA 派遣看護師で働いたことはありますか? 派遣看護師とは派遣会社と契約を結び、派遣会社から病院や介護施設に派遣され、給料や社会保険などは派遣会社からとのやり取りになります。   私は派 ...

 

 

1日型と半日型のデイサービスの特徴について

 

 

デイサービスは大きく1日型のデイサービスと半日型のデイサービスに分けられます。

私が実際に勤務していたデイサービスの看護師の業務内容についてお伝えします。

 

1日型のデイサービズの看護師の大まかな業務内容

 

私が勤務していた一日型のデイサービスは有料老人ホーム系列とクリニック系列のデイサービスでした。

この2か所のデイサービスの業務内容を比較してみました。

 

有料老人ホーム系列のデイサービス

 

有料老人ホームの同敷地内にあったデイサービスで、利用者さんは9割以上がその有料老人ホームに入居されている方でした。

看護師は2~3名、介護職は生活相談員を含めて6~8名ぐらいで定員30名の利用者さんの対応を行っていました。

ホームから利用者さんの誘導は介護職の仕事で、看護師の業務は到着された利用者さんのバイタル測定、お茶の提供から始まります。

 

その後、入浴が始まりますが、看護師は入浴介助には入らず、入浴後の利用者さんに必要に応じて軟膏塗布や湿布の貼布のみを実施していました。

 

機能訓練を担当する看護師はその間に歩行訓練や下肢筋力訓練、エルゴメーターなどの運動指導を実施していました。

 

食事の時間は介助が必要な利用者さんの食事介助と服薬管理を看護師が行い、食事後の口腔ケアは介護職と一緒に行っていました。

 

午後からはレクリエーションが1時間ほどありましたが、介護職がメインで実施していました。

15時半からは利用者さんをホームに送り、片付け、終了。

残業はほぼなく、17時には退社できていました。

ただし、月末は書類作成のために正規職員は18時頃まで残業していました。

 

クリニック系列のデイサービス

 

クリニック系列のデイサービスは看護師は1名で機能訓練指導員としての派遣されました。

理学療法士の管理者と介護職4名で17~20名の利用者さんの対応をしていました。

私は派遣ナースだったため、送迎は行わずに、他の職員が送迎にいっている間にお茶の準備や入浴の準備を行っていました。

利用者さんの到着後、介護職とバイタル測定、昼食後の内服薬の預かり、お茶の提供を行います。

午前中は入浴介助に週2~3回、介護職と一緒に入り、浴室担当と脱衣所担当に分かれ、平均10~15名ぐらいの介助をしていました。(入浴されない利用者は足浴を実施)

 

食事の時間は利用者さんと同じテーブルに職員が1名ずつ配置され、同じ食事を食べていました。(職員の食事代は無料でした。)

 

休憩時間はきちんと1時間とれずに、昼食後の利用者さんの安静時間中に連絡帳を書きながらコーヒーを飲む程度でした。

 

午後からは当番制でレクリエーションを担当し、内容も自分で考えなければいけませんでした。

 

15時半からは利用者さんを順番に車で送迎し、私は片付け担当で、17時には管理者以外の職員は退社できていました。

 

 

リハビリ特化型デイサービスの看護師の大まかな業務内容

 

半日型のデイサービスは看護師1名と介護職3.5名(半日勤務のパート込み)で午前と午後の定員10名の利用者さんの対応を行っていました。

 

利用者の送迎は看護師も行っていました。

 

私のいたデイサービスはリハビリ特化型で、入浴と食事はありませんでした。

 

看護師(機能訓練指導員)が中心となって、運動指導を行っていました。

社長&管理者は介護の現場で働いた経験のない整骨院出身の方達。

介護職と私は介護施設での勤務経験があり、利用者さんの対応に疑問を感じることもしばしば。

小規模のデイサービスは経営の不安定なため、業務内容の見直し、人件費削減など現場スタッフは振り回され、

「ここは長く安心して働ける所ではない。」

と見切りをつけて退職する介護職もいました。

 

転職先にデイサービスを検討されている方へ伝えたいこと

 

デイサービスの看護師といってもそれぞれの事業所で異なる点が結構あります。

レクリエーション・入浴介助・食事介助など介護職とほぼ同じ業務を担当させられるデイサービスや看護&機能訓練のみを担当するデイサービス、在籍する看護師の人数も様々です。

 

看護師SAKURA
デイサービスへの転職を検討されている方へ求職時にチェックしてほしいポイントについてお伝えします。

 

 

転職先のデイサービスのチェックするポイント

どこの系列のデイサービスなのか?

社会福祉法人系列など大きな事業所のデイサービスをおススメします。

デイサービスは利用者さんの数が増減しやすく、売り上げに直結しやすいため、小さな事業所では昇給やボーナスに左右しやすいです。

 

看護師の人数

小さなデイサービスは看護師の人数も少なく、1名しかいない場合も・・・。

急変時の対応や感染症対策など医療面での負担がかかってきます。

 

看護師のレクリエーションの担当の有無

病院での勤務経験がないと、いきなりレクリエーションを担当することになることは結構なストレスです。

私は病院勤務から特別養護老人ホームの機能訓練指導員になった際に初日からレクリエーションをするように言われ、かなり戸惑いました。  

 

まとめ

 

デイサービスは看護師は慣れてくると体力的、精神的に病院で看護師をしていた時よりも楽に感じると思いますが、それゆえに物足りなさも感じやすいと思います。

 
自分にあったデイサービスはどのような事業所なのかは、ハローワークの求人票や面接での判断は難しく、実際に働いてみないと分かりにくいです。

そのため、私は初めてのデイサービス勤務は派遣看護師をおススメします。

デイサービスの派遣看護師の求人は結構あります。

 
看護師SAKURA
派遣看護師でデイサービスに勤務してみて、勤務先と条件があえばそのまま正式に採用というケースもあります。
私は「このままうちのデイサービスで働いてみませんか?」と声をかけられました。(お断りしましたが・・・。)
 
派遣看護師についてはこちらの記事を併せて読んでください。
 

 

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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