病院よりは忙しくなさそうなイメージだけど、実際はどうなんだろう?
しかし、実際に老健施設へ転職してみると、想像以上の大変さでビックリすることばかりでした。
老健施設の看護師に転職してビックリしたこと ①築20年以上の施設でぼろい、トイレが汚い ②看護師&介護職の離職率が高い、勤続3年以上が1割以下、業務が煩雑 ③口だけで仕事をしないパワハラ師長
老健施設の看護師は、医療的ケア以外にも介護職のフォロー・医師と他職種の橋渡し・家族からのクレーム対応など看護業務以外に面倒なことが多いです。
老健施設に転職初日に「もう辞めたい・・・。」と思いましたが、また転職活動を一から行うのも大変だし、取りあえず老健施設で1カ月は頑張ってみようと奮起し乗り切ることができました。
老健施設への転職を検討している方に転職前に知っていてほしい、老健施設への転職初日~1カ月間の憂鬱だった日々についてをまとめてみました。
老健施設への転職を検討されている方以外に、すでに老健施設に転職し憂鬱な日々を過ごされている方にも読んでいただけると幸いです。
看護師SAKURAのプロフィール
九州在住、看護師歴25年以上
病院(病棟・外来)・特別養護老人ホーム(機能訓練指導員)・透析クリニック・デイサービス・老健施設への転職経験があり、数多くの面接を受けてきました。
現在はリハビリ特化型のデイサービスで機能訓練指導員として在籍中です。
「転職に不安を感じられている看護師さんの背中を押せるブログ作成に取り組んでいます。」
非公開の求人が多く希望の条件にあった転職先を見つけやすいです。
担当者との連絡がLINEでも可能なのもおススメです。
目次
転職後初日~1週間がつらさのピークです
当然ながら転職初日の現場は知らない人ばかり。
看護師も、介護職も、事務員も、患者も、利用者もみんな知らない人。
知らない人、今までとは違う業務、物品がどこにあるかも分からない。
いくら周りのスタッフが優しい人ばかりでも、新しい職場ではアウェイで孤独。
転職を8回以上経験している私が心がけている、転職初日の注意してほしいこと&うまくスタートを切るコツについてお伝えします。
看護師が転職初日に注意すること
転職初日に新しい職場の人達に与える第一印象は大事です。
当然、「感じの良さそうな人だなぁ。」と好印象を感じてもらった方が職場に馴染みやすい傾向にあります。
①遅刻厳禁!!遅くても15分前には到着する
遅刻は絶対にダメです。
事前に通勤にかかる時間&ルートを確認するようにしましょう。
あまりにも早く出勤すると、対応するスタッフの迷惑にもなりかねないため、勤務開始時間の15分前がベストです。
②挨拶は笑顔で、ハキハキとスマートに
初出勤で暗い口調で挨拶する新入社員に対して、あなたはどう感じますか?
きちんとした挨拶ができるだけで、好印象を与えることができます。
老健施設は医師・ケアマネ・理学療法士などのリハビリスタッフ・生活相談員・介護職・介護助手・事務・管理栄養士・事務職など他職種連携を図っていく必要があり、看護師がそれらの職種の連携を担うケースが多々あります。
初出勤の際は看護師以外の職種にも自分から先に挨拶をするようにし、他職種とも良い関係を築けるようにしましょう。
③初出勤は落ち着いた印象を与える服装で
出勤時の服装は結構チェックされ、服装が周りの人に与える影響は大きいです。
きちっとした服装にする必要はないのですが、派手な服や肌の露出の多めの服は控えるようにしましょう。
④メモ帳は必需品!!
説明をされてもメモを取ろうとしない新入職員は、「やる気があるの?」と思われやすいです。
入職時に説明を受けた際にメモを取ることは、忙しい中でも指導をしてくださる先輩スタッフに対する社会人としてのマナーです。
⑤年齢はベテランでも、新人看護師のような気持ちで!!
転職した職場のスタッフが若いスタッフが多ければ、自分よりも年下の看護師から指導を受けることになります。
看護師の経験年数は上でも、新しい職場での業務においては若いスタッフの方がベテランです。
1からスタートという気持ちで、若いスタッフから学ぶ機会を楽しみましょう。
転職後1週間はわからない、できなくても当たり前!!
覚えないといけないことが多く、毎日新しいことを教えられ、頭の中が飽和状態。
職員や利用者さんの名前も覚えきれていないこの時期は、仕事ができなくて当たり前。
当たり前なんです。
しかし、この頃の私は他の看護師に迷惑をかけないように早く仕事を覚えないと必死でした。
焦りと緊張・自信喪失の中でパニックになりそうな1週間を乗り越えたら、2週間目、3週目からは一人でできることも増えてきます。
求人数がトップクラスに多いので希望条件と合致する求人も見つかりやすい。
地域の担当者が転職先候補の医療機関の内部事情に詳しく教えてくれます。
1カ月後の自分はどんなふうになっているかイメージする
1か月もすれば、職員の名前も、80名の利用者さんの名前や特徴、必要な処置なども覚えます。
その頃には利用者さんからも、
「看護師さん、お願いがあるんだけど。」
と声をかけて頂けるようになります。
他の先輩看護師のようにはいきませんが、利用者さんにお願い事(軟膏塗って、湿布貼って、便がでないから浣腸してetc.)をされるようになります。
利用者さんからお願い事をされるたびに、今の職場の看護師の一員として認めてもらえた感じがして嬉しかったです。
転職直後と1か月後の気持ちの変化はこんな感じでした
転職初日
今日から老健施設の看護師デビュー。
特別養護老人ホームよりも慌ただしい感じだし、利用者さんもスタッフの人数も多くて緊張する。
前職のデイサービスとは違って点滴とか注射とか、経管栄養とか医療的な処置があるけど大丈夫かなぁ。
まずは利用者さんの名前を早く覚えないと!!
転職3日目
忙しすぎて、心と体が付いていかない。
仕事のことが頭から離れずに眠れない。
ほぼ一睡もできずに出勤。
入浴介助中に脱水症状でダウン・・・。
転職5目
「辞めるのなら早めがいいのかなぁ。
転職サイトを介して就職しているので、高額な紹介料が発生しないうちに辞めた方がいいよね・・・。」
と本気で考える。
転職1週間後
食欲ないし、眠れなし、下痢気味。
そろそろ体力的にも限界かも・・・。
転職2週間後
先輩看護師のサポートなしで処置を一人で回れるようになり、ちょっと心に余裕が持てるようになったかも?
しかし、食欲は相変わらず低迷中で、体重は-5キロ減。
転職3週間後
看護師の経験年数だけはあるため、リーダー業務も開始。
入職3週間でリーダーは無理・・・。
せっかく、慣れてきたところだったのにまた調子が悪くなりそう・・・。
転職2か月後
なんとかリーダー業務の流れがわかり、他職種とも連携をとる機会が増えてきました。
分からないことは先輩看護師に教えてもらいながら、老健看護師としてようやくスタートを切れたことを実感できるようになる。
続けていれば、2か月後は大きく成長できているはず!
転職1週間目には2か月後の自分をイメージできず、沢山悩んで、落ち込んで、辞めたいと本気で思っていました。
先輩看護師たちがテキパキとリーダー業務をこなしていくのを見て、
と思っていました。
転職3週間目に、リーダー業務に入るようにパワハラ師長に言われた時は不安でめまいがしました。
しかし、2か月後の私はリーダー業務ができるようになっていました。
そのことは転職当時には想像もできなかったことです。
まとめ
転職し、新しい職場に慣れ、業務を覚えるのは何度経験しても大変です。
転職後に辞めなければ良かったと思うことがあっても、とりあえず2か月間頑張ってみてください。
2か月間頑張っても、入職時と状況が変わらない時は辞めた方がいいと思います。
きっと、ずっと辛いです。
転職して2か月過ぎた頃も、まだ辛いことはありますが入職当時の辛さとは違っているはずです。
お金を稼ぐためことは大変ですが、働いてお金を稼がないと生活ができません。
私はデイサービスで働いていた時よりも、もっとお金を稼ぎたかったので老健施設に転職しました。
しかし、定年まで看護師の仕事を続けられる自信はないため、本業以外に副業で別収入を得て、フルタイム勤務から逃げ出せるようにブログに取り組んでいます。
もっと副業での収入が増やし、FIREしたいです!!
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あと何年看護師を続けますか?副業をはじめてみませんか?
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看護師ブログが面白い!!私が参考にしているトップブロガーさん
今までと違う分野に転職を考えられている方や転職先を早く見つけたい方には看護師転職サイトの利用をおススメします。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。