機能訓練指導員 特別養護老人ホーム

特養の機能訓練指導員が一番やりがいを感じた転職先でした

 

特別養護老人ホームで機能訓練指導員として8年間勤務していました。

 

私が機能訓練指導員という職種を選んだのは土日祝がお休みだからで、どんな仕事内容なのかもまったく知らないまま就職しました。

機能訓練指導員の詳しい仕事内容については次の記事をご覧ください。

 

 

私は機能訓練指導員がどんな仕事内容なのかよくわからないまま採用されてしまいました。
そんな軽い気持ちで就職を決めたのですが、今まで勤務してきた職場の中で一番学びの多かった8年間でした。

この記事では私が体験した機能訓練指導員の仕事についてお伝えします。

 

 

看護師SAKURA

特別養護老人ホームの機能訓練指導員の仕事に興味のある方はぜひ最後まで読んでください。

 

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特養の機能訓練指導員の一日の仕事の流れ

 

機能訓練指導員の勤務時間は8:30~17:30でした。

出勤後、介護職さんの記録をPCで確認、各ユニットを回り情報収集。

午前中は機能訓練室で20名ほどの利用者の個別機能訓練(立ち座り訓練、平行棒歩行訓練、歩行器歩行訓練、関節可動域訓練、プーリーなど)を実施。

機能訓練指導員は私一人のため、待ち時間は利用者さん達に塗り絵や習字、計算問題、読書など好きなことをされて過ごしてもらっていました。

昼食前に介護職さんと一緒に簡単なストレッチ、舌の運動、発声練習(パタカラや早口言葉・ことわざ)など口腔体操を30分間実施。

 

12:00~昼食の食事介助(食事介助は好きでした)

14:00~15:00 レクリエーション

レクリエーション後はPC入力、居室に周りポジショニングの確認、関節可動域訓練。
PC入力の時間以外はほぼ動き回っていました。

 

 

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一番大変だったレクリエーション

 

病院の看護師さんをしていた時はレクリエーションなんてやったことありません。

 

レクリエーション?  
遊ぶこと? 運動?
車椅子の方がほとんどだけど、どのようなことをしたらいいの?
どうなの?

機能訓練室にあるのは平行棒とプーリー、ラジカセのみ。

 

看護師SAKURA
レクリエーション初日は、ラジオ体操と風船バレー・立ち座り訓練だけで終了。
もっと高齢者向けのレクリェーションを勉強しないといけないなぁと反省しました。

 

 


15~20名程の利用者さんの前に立って、自分が中心となってレクリエーションを実施し、盛り上げていかないといけないことに対するプレッシャーは半端なかったです。

看護師SAKURA
毎日、レクリエーションの時間が近づくと憂うつでしたが、幸い利用者さん達はレクリエーションを楽しみにされていたので楽しみにしてくれる利用者さんにもっと喜んでもらいたい!と前向きに思えるようになりました。

 

 

機能訓練室には徐々に手作りのレクリエーションに使用する手作りのアイテムが増えていき、レパートリーが増え、利用者さんが楽しみながら体を動かす的なレクリエーションができるようになってきました。

 

レクリエーション用に輪投げ、ボーリング、ダンボールの積み木、玉入れ、口腔体操&歌本など色々な物を手作りました。

 

チェック
私が特養で機能訓練指導員をしていた時に実施した機能訓練の内容

特別養護老人ホームの機能訓練は利用者もスタッフも参加していて楽しいと感じてもらえるようなレクリエーションがベストです。楽しみながら利用者さんが体を動かすことができ、スタッフが楽しそうだと利用者さんはさらに楽しんでくれます。

 

自分で作ったこのアイテムグッズとレクリエーションが大好きな利用者さんが私を支えてくれたおかげで、機能訓練指導員という仕事を8年間頑張ることができました。

 

 

 

特養の機能訓練指導員は便利な人?

 

機能訓練指導員の仕事内容は施設によって様々だと思いますが、
私は看護師さんが忙しい時はバイタル測定や病院受診、処置など手伝い、介護職さんが足りていない時はトイレ誘導、入浴介助、食事介助、口腔ケア等あらゆる業務を行っていました。

 

「機能訓練指導員の仕事も忙しいのに、気づいたら看護師さんと介護職さんの仕事を手伝っている私。
機能訓練指導員って便利な人だなぁ・・・。

なんかいいように使われている気がする・・・。」

と悩んだこともありました。

 

看護師や介護職の仕事を手伝っているのではなく、利用者さんのお手伝いをしていると考えるようになってからは、あらゆる面で利用者さんに関わることができる機能訓練指導員という仕事に誇りを持てるようになりました。

 

 

まとめ

 

『機能訓練指導員という仕事をお勧めします!!』
と強くは言えません。

 

 


しかし、これから先ずっと病院の看護師をすることに悩まれている方は
一度、足を踏み入れてみてもいいかもしれません。

 

利用者さんにとって特別養護老人ホームはもう一つの家であり、スタッフを家族のように慕ってくれる方がたくさんいて、病院の看護師さんだけでは味わえない様々な経験ができます。

 

私は特別養護老人ホームで機能訓練指導員を8年間おこないましたが、病院の看護師さんと患者さんという関係とはまた違った関係を利用者さん達と築くことができました。

 

看護師SAKURA
私の特別養護老人ホームの退職時にある90歳代の女性の利用者さんに

「今まで本当にありがとう。

私はあなたのことを親友だと思っているからね。

大好きだよ。」

と声をかけられことは今でも私の大きな支えになっています。

 

この記事を読んでくださった方が機能訓練指導員の仕事に興味を持って頂けたら嬉しいです。

 

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以下の記事では看護師転職サイトについて体験談です。こちらの記事もぜひ併せて読んでみてください。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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